パイプや継手で使われる解りにくい単位
ダンドリープロでは、最初にこの単位についてのお話をしていこうと思います。まず、私たちの身の回りには沢山の「単位」がありますね。物の大きさ、重さ、体積や面積など、これを言い表す単位も様々な言い方があります。ここでは、住宅設備関係などで、頻繁に交し合う「呼び方」などについて調べていこうと思います。配管の外径寸法を表現するのには、『呼び径』という方法が用いられます。
呼び径とは?
そもそも、配管の外径や内径の寸法をそのまま、mm(ミリ)とかcm(センチメートル)というように表していないので解りにくいんですよね(^_^;) そして配管の外径サイズを表現する呼び方、呼び径(呼称口径)は2通りあります。
A呼称
(えーこしょう)と呼ばれるミリメートル系の寸法です。下に表がありますが、(ろくえー)や(はちえー)、(じゅうえー)、(じゅうごえー)などと読みます。前後しますが後で解説します。
B呼称
(びーこしょう)と呼ばれるインチ系の寸法です。このB呼称が「インチ」と「分(ぶ)」という単位の両方で呼ばれているので、難しく聞こえるのです。ですから今回このB呼称についての説明を先に、していこうとおもいます。
呼称表(インチ・分)
上の表のように配管などに使われている「呼称」ですが、見て頂くとわかりますように、「インチ」という単位で表します。そして、
「1インチ」は25.4mm
「1インチ」は25.4mmということを丸暗記で覚えて下さい。後に、おおよその見当をつける際に解り易くなりますので25.4mmと覚えて下さい。
そして表のように鋼管などではインチ表示をします。この呼称はよく使われている、メートル法のセンチやミリ、メートルに置き換えると先程の25.4mm×○○というように細かな数字になってきます。
実際には何センチ?という時には計算をすればいいのですが、呼称ということで覚えてしまいましょう。1インチを基準に小さい単位は1インチを1/8単位に分けて、「分」(ぶ)という読み方をします。
B呼称「分」(ぶ)について
分の読み方
例えば8分の1インチをイチブと読みます。
上の写真のように、今度はその倍の大きさの8分の2インチですが、約分してしまうと8分の2は「4分の1」になりますね。ですから、鋼管の継手などの表示は約分した1/4などと記載していますが、読み方は8分の2ですので、ニブと読みます。
呼び径は8Aになります。
今度は、同じように更に倍の大きさの8分の4ですが、これはヨンブと読みます。しかし、継手などの表示は約分された1/2と記載されています。
呼び径は15Aとなります。
こちらは8分の6で、ロクブと読みます表示の方は約分して、3/4と記載されています。
呼び径の方は20Aとなります。
そして更に倍の大きさの8分の8ですが、1インチとなります。よって継手には「1」と表記されています。この1インチを鋼管の呼称サイズとして25.4Aではなく、呼び径は25Aとなります。このA呼称を使うことによって、寸法の表記がわかりやすくなっています。
A呼称(A)について
A呼称の(A)という表記ですが、これは配管の太さを表すJISの表記でミリの単位で呼ぶときにつけている記号です。しかし、先程から解説をしていますが、100Aがちょうど100mmではありませんので注意してください。さらに付け加えますと、表にありましたように
塩ビ管などの呼称
今度はHIパイプ、VUパイプなどの塩ビ管の呼称、呼び径は13、16、20、25というように、先程の鋼管の呼称と少し異なります。
このように呼称、呼び径というもので言い表しをしています。
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