水道管の接着剤の使い方と施工方法について②

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積水接着剤

あけましておめでとうございます(^O^)

あけまして

あけましておめでとうございます!昨年は大変お世話になりました!ダンドリープロは1月9日より元気に営業しますので宜しくお願い致します!もう少し待ってくださいね!

さて、前回水道管の接着剤の使い方について①ということで、水道のパイプの接合について調べてみました。

水道管の接着剤の種類と施工方法について①ブログ

接着剤の種類と施工方法についてブログ

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水道管はパイプと継手を接合するのですが、その工法はTS工法と呼ばれる「接着剤」を使用して接合する方法でした。そして接着剤はパイプの種類や大きさによって、専用の接着剤を使用し、そして接着する場合には「面取り」と呼ばれる加工をしてから挿入することに注意が必要でした。

面取り

TS工法 接着剤塗布時の注意点

今日はその接着剤の塗布方法などについて続いて調べていこうとおもいます。

パイプと継手

パイプと継手の挿入イラスト

このようにパイプとソケットを繋ぎ合わせる例でご説明します。

管と継手の水分・油・ホコリの拭き取り

拭き取り作業

まず接着剤を塗る前の注意事項ですが、接着剤を塗る前には、パイプや継手の塗布部分の水分や油をウエスで拭き取りましょう。水分や油分があると接着不足の原因になってしまいます。

薄く・ムラなく・塗り残しなく!

薄くムラなく塗り残しなく!

そして接着剤の塗り方ですがこのようにパイプと継手に薄く、ムラ無く、塗り残しの無いように塗布してください。斜線部分全体に塗布してください。

片塗り・塗り残しに注意!

片塗り・塗り残しに注意!

このように片塗りになったり、塗り残しが無いように注意してください。

事故例

事故例

塗りすぎにも注意!

そしてよくある間違いなのですが、接着剤の塗り過ぎは禁物です。しっかりと接着しようとの塗りすぎはダメなのです!

塗りすぎ注意!

(継手とパイプの断面図)

塗り過ぎてしまうと、パイプや継手に「ソルベントクラック」と呼ばれるひび割れが出来たり、

ソルベントクラック

このように管の外面にシワが出来てしまったり、

シワ

管のふくれ(膨潤)や、

管の膨れ

そして管の閉塞や水道水の異臭が発生します。

管閉塞

水道水の異臭の原因

水道水の異臭の原因は、接着剤がしっかりと乾燥される前に通水してしまう場合に起こります。乾燥前に通水することで、接着剤がゼリー状となり、固まらずに水道水異臭味の原因になってしまいます。ですから接着剤を塗布し、接合する場合には、接着剤を塗布した後は速やかに挿入します。

管を継手に挿入後、しっかりと保持することが重要!

そして、しっかりと一定時間、挿入後保持します。一定時間保持しないと、継手もテーパー形状しているために、管が抜け戻ります。

抜け戻り注意

抜け戻ってしまうと接着強度が低下してしまい、水圧で継手が抜けてしまう場合があります。

保持不足による抜け戻りの事故例

抜け戻りの事故例

接着接合の保持時間(標準)

接着接合の保持時間(標準)

このように、パイプと継手は季節によって時間を調節しながらしっかりと保持してください。

叩き込み厳禁!!

叩き込み厳禁!

決してこのように無理に叩き込んだりしないように注意してください。

ちゅうい!!接着剤を塗る前に確認してください。

そして使用する接着剤ですが、溶剤の臭気のしないような古い接着剤や、液体が「どろっ!」とゼリー状になっている商品は接着不良の可能性が高いので使用はしないでください。多い事故例はやはり、接着剤がしっかりと塗られていない場合や、塗られていない部分からの抜け事故が一番多いですから注意しましょう!

↓ =^_^= 最後まで読んで頂き、ありがとうございます =^_^= ↓

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