
今日は6月24日です。
まだ梅雨も明けずジメジメとした天気が続いていますが、天気の良い日に思いっきりテニスでもしたいですね!そこでダンドリープロでは、テニスを思いっきり楽しめる商品をこのたび製作しましたのでご紹介をさせて頂きます。今回ご紹介をさせて頂く商品はテニスボール加圧、保圧器になります。
テニスボール加圧、保圧器(製作品)
テニスボールの加圧とは??
まず何でテニスボールを加圧するのか?ということについて調べていきます。硬式テニスボールにはプレッシャーボールと呼ばれるボールとノンプレッシャーボールというボールの2種類があります。
プレッシャーボール
硬式テニスボールのプレッシャーボールはわかりやすいところで、缶に入って売られているボールです。
缶に圧縮空気が入っていて、缶内部の空気圧を高くしている状態のボールを言います。
ボールの内圧とゴムの力の両方で弾ませる方法をとっています。テニスの大会等で使用される場合が多く、打球感は ノンプレッシャーボールよりも柔らかく感じます。
ノンプレッシャーボール
ノンプレッシャーボールとはゴムの力のみでボールを弾ませています。先程のプレッシャーボールとは違い、基本的に缶には入っておらず、ビニールなどに入った状態で売られています。
耐久性は良いのですが、打球感は少し重く感じます。
プレッシャーボールのデメリット
プレッシャーボールは、一度、缶から開封すると、徐々に空気が抜けてボールの内圧が下がってしまいます。
そして、空気が抜けるとボールは弾みにくくなり、
軟式テニスボール
このような軟式テニスボールのように外からいつでも簡単に空気を補充する仕組みがありません。
よって、まだ使えるような状態でもボールを捨てていたのではないでしょうか?
そこで・・
前半にもご説明させて頂きましたが、ボール内部の圧力より、大気の圧力が低い為ボールの内圧が下がります。
ということはボールの外側にボール内部より高い圧力を掛け、ボールから抜け出た気体を再びボールの内部へと押し戻そう!という商品になります。
このテニスボール加圧器にボールを入れ、お手持ちの空気入れにて容器内の圧力を掛ける事で、ボール内部に圧力をもどしてくれます。一度空気が抜けたボールに加圧ができ、容器に一定の圧力を掛け保管することで、保圧もしてくれますから良いコンディションで使用が出来るのです。
テニスボール加圧器を作ってほしい!
このテニスボール加圧器の材料として、各部材を買われる方が多かったのですが、その中で製品を製作し、販売してほしいとのお声を多く頂き、この度、ダンドリープロで製作し、販売をさせて頂くことになりました。
使用材料
積水化学工業 エスロンパイプ・+(プラス) VU150×50cm
使用材料は積水化学工業の排水用パイプ、排水用継手を使用しております。メインとなりますVU用パイプですが、もちろん積水化学工業のエスロンパイプ・+(プラス)を使用しております。
色々なメーカー様のパイプや継手がありますが、本来の水道配管としてのパイプでは、一番信頼出来る商品です。塩化ビニールパイプというのは熱に弱く、反りやすい性質があるのですが反りに強いパイプです。
積水化学工業 DV継手インクリーザ DVIN150×100(DIN1F2)
DV継手と呼ばれる肉厚タイプの継手を使用しております。よく同じように製作されている方はサイズが150×75という、取り出し口になる75と呼ばれるサイズを使用している方が多いのですが、ダンドリープロでは、ボールの取り出しやすさやバルブ部のメンテナンスが出来るようにサイズを75から100へと大きなサイズにて製作をしました。
積水化学工業 ネジ式掃除口NCO100(NCO1HN)
先程のインクリーザに合わせ、ねじ式掃除口をサイズ100にて製作しました。サイズ75ですと、手も入りにくいですし、ボールを取り出す際に少し時間が掛かってしまいます。
向かって左側がサイズ75、向かって右側が100になります。サイズを100にすることで、取り出し口に手が入るようになりました。
積水化学工業 VUキャップ150(VUC1FN)
こちらのキャップですが、この商品はVU用の継手になります。キャップというのは下の写真のように
VUパイプの外径の外側へ被せる末端のキャップになりますので規格的にはVU用の継手となります。キャップと呼ばれる継手の末端ではパイプと継手の段差が関係無くなりますので各メーカー、排水継手のキャップというのはVU用の規格となっておりますが、
前澤化成工業 DVキャップ
唯一、前澤化成工業様のキャップでDVキャップという商品があります.
DVキャップということで、差込口のみ若干肉厚にはなっておりますが、継手メインの厚みは変わりませんでしたので積水化学工業のVUキャップを使用しております。
積水化学工業 エスロン接着剤NO.73S
排水用の接着剤には種類があります。共に低粘度の接着剤にはなりますが、NO.73Sという、向かって左側の接着剤を使用しております。右側のNO.75Sという接着剤より、比べると粘度の高い接着剤になります。この度のテニスボール加圧器という、本来、圧力を掛けない配管に圧力を掛けるという、水道配管以外での使用になりますので粘度の低い接着剤を使用した場合、密着度が若干低くなりましたのでダンドリープロでは粘度の高い、「どろっ!」とした方を使用し、制作しました。
金属製 自動車用エアバルブ
こちらのエアバルブは流石に積水化学工業では製造をしておりませんので唯一、積水化学工業の製品以外を使用し製作をしました。
こちらのバルブはナット式で、左右から挟み込み締めこむタイプとなっており、エア漏れが無く、金属製のしっかりした製品を使用し、制作しました。
取り出し口の掃除口部もサイズ100の商品を使用し、開閉時に力が入れやすくなっています。フタ部分にバルブがありませんので開閉時にバルブを傷つけることが無くなりました。
注意点!
使用している、材料ですが、本来ですと排水用のパイプや継手となり、無圧での使用を前提としている商品ですので、加圧は最大でも160kPaまでとし、ご使用下さい。容器が破損しますので、200kPa以上の圧力を掛けないでください。
ポイント!
こちらのテニスボール加圧、保圧器は最大でテニスボールが約30個入りますので、多くのボールを一度にメンテナンスすることが出来ます。空気の抜けたボールの寿命が延び、硬式テニスのプレッシャーボールを加圧し、ボールの圧力を復活させたり、ボールの圧力を維持してくれる商品になります。ボールが何倍も長く使え、廃棄する量を減らし、地球環境にも優しくエコに貢献してくれる商品です。詳しい詳細や使用方法、注意点など、下記ページからご確認下さい。