
ダンドリープロで取り扱っていますが、保温材・配管カバーについてを
カップ麺の容器と一緒に調べていこうと思います。
保温材・配管カバーとカップ麺の容器について!プロ向け通販専門サイト!ダンドリープロです。
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保温材・配管カバーとカップ麺の容器
住宅には様々な配管があります。電気などの配線を除いて、配管を考えますと、雨どいなどの雨水配管、エアコンなどの空調機の配管、吸気や排気などのダクト配管、住宅の設備機器などの配管、住宅の給水や給湯の配管、排水の配管など、おおよそこのような配管が多数存在し、各配管は様々な材質で出来ています。
例えば給水の配管では、昔ですと、主流は鉄管で配管をしていました。
給湯のお湯配管も銅管を使用した配管が主流でした。近年の配管と比べて一番の違いは、材質やコスト、施工のし易さなども思い浮かびますが、大きく違うところは「保温性」「保護性」がないことではないでしょうか?
近年では住宅の気密性や断熱性、保温性などが格段に上がり、省エネルギーで生活できるように進化をし続けています。
この省エネに大きく貢献しているのは、断熱材であったり、保温材などの、「如何に暑さや寒さを伝えないか」といった商品も考えられると思います。
ということでなぜ保温材が、暑さや寒さを伝えにくいかということを調べていこうと思います。
まず、別表のように地球上には「熱伝導率」の違う、様々な物質があります。熱伝導率とはその名の通り、熱の伝わり度合を表した数字です。

数字の大きいものは、熱を伝えやすい、言い換えれば「熱が伝わりやすい」物質です。反対に数字のきわめて小さいものは、熱を伝えにくい、「熱が伝わりにくい」物質となります。
冒頭に申しましたが、昔の住宅の配管では、鉄管を使用することが多かったですから、熱伝導率が樹脂などに比べて高い数値ですので、夏場ですと、熱い水が出やすいとか冬場ですと、凍結をしやすいと言えます。
給湯の配管も銅管の配管が多かったですので、温度だけを比べて申しますと給湯温度が配管には伝わりやすいのですが、デメリットは冷めやすいと言えます。そこで保温材などの配管を上に巻いてあげることにより、先程の減少を軽減することが出来るのです。
近年の給水配管は硬質塩化ビニル管のHIパイプを使用したり、架橋ポリエチレン管、ポリブデン管などの樹脂配管が主流ですからさらに熱伝導率が低くこれらの現象は軽減をしております。
カップラーメンの容器を例に解りやすく比べてみましょう。最近はポリスチレンの容器から紙の容器に変わりつつもありますが、大半の主流である発泡ポリスチレン(PS)を例に挙げます。
表のように発泡ポリスチレンは0.03という数字です。
ご存じのようにカップラーメンは熱湯を直接注ぎ3分から5分程、待って蓋を開けたらアツアツのラーメンが出来上がります。そしたらそのまま手に持って食べますね。
あの容器の厚みってどれくらいでしょうか?ある商品では、厚さは2.1ミリだそうです。凄いですね!
この2.1ミリの厚さですが、中の熱を伝えにくくしてくれていますので手に持つことも出来るのです。
配管材料の保温材などは、メーカーによっても若干の数値は前後しますが保温筒で、熱伝導率が0.024~0.03程、
樹脂管本体の熱伝導率で0.35~0.47程、
樹脂管の外側に巻いてある保温材で熱伝導率は0.036程でした。
カップ麺の容器相当あるいはそれ以上の性能のある材質を、
5ミリ厚とか10ミリ厚、太いもので20ミリ厚の商品を使用して配管します。十分な性能があるということが解りますね。


