営業日カレンダー

Calendar Loading
Calendar Loading
こんにちは!ダンドリープロ店長です。毎日、お客様に頼りになるお店を目指して、お買い得商品や目玉商品など、お客様目線を意識して、企画しています。 こんなものまであるの!? おかげで助かりました!といったお客様から頂ける声(レビュー)やメッセージがわたしの元気の源です。これからも、ダンドリーをご愛顧いただけるように、がんばります!
脱亜鉛腐食について

脱亜鉛腐食について、ダンドリープロでは
最近このような現象は減っていますが、解り易く調べていこうと思います。

脱亜鉛腐食について!プロ向け通販専門サイト!ダンドリープロです。
業界最大級の品揃えでお探しの商品が1度で見つかる便利さ!スピード発送で現場の段取りをご支援します。

脱亜鉛腐食について

脱亜鉛腐食について、今回調べていこうと思います。
沢山の漢字で一見難しそうですが、その字の通りで「亜鉛が脱して腐食する」ことなのです。ダンドリープロではいろいろなコンテンツにて、商品の材質の事などを調べております。「クロムメッキについて」でも記載しましたが、メッキされた商品の原材料というのは色々と違うと思います。一見金属光沢をしていても、樹脂であったり、ゴムであったり、金属でも色々な原料が使われています。ダンドリープロでも取扱いをしておりますが、水まわりの商品の材質についても調べていこうと思います。

亜鉛について

まず今回の脱亜鉛腐食ですが、亜鉛について調べました。亜鉛(Zn)というのは原子番号が30番の金属元素です。
わたしたちの人体から見た亜鉛ですが、この亜鉛は鉄の次に多い必須微量元素で、体内にも含まれます。体内では酵素を活性し、酵素の形成や維持に必要な物質です。そして、傷の回復を早めたり、味覚を正常に保つ働きもあります。

その亜鉛ですが、食品からの摂取でみますと、亜鉛を多く含む食べ物は、「牡蠣」や「レバー」、「牛肉」などに多く含まれます。しかし亜鉛は毒性もありますので、過剰に摂取することは避けましょう。
物質としての亜鉛ですが、水まわりの商品で亜鉛が使われているといえば、一番に多いのが「黄銅」になります。
「真鍮と砲金の違いについて」でも詳しく調べましたが、おさらいしますと、「黄銅」は銅Cuと亜鉛Znの合金で、一般的に銅が65%、亜鉛が35%含まれています。

似たような物質で「青銅」というものがありますが、こちらには亜鉛は入っていません。青銅は一般的に銅が90%、錫(すず)を10%含む合金です。黄銅は水回り品のトイレの洗浄管や便器の給水スパッド、楽器では金管楽器などに使用されており、お財布の中では五円硬貨として活躍しています。黄銅は加工のし易さなどで多くの商品に使用されています。



イオン化傾向の覚え方

しかし別表の「イオン化傾向」の図にありますように、金属にはイオンになりやすい(金属イオンとして出やすい、空気中の酸素などと結びついて酸化しやすい)ものと、逆に貴金属と呼ばれる図の下の方の金属、すなわちイオンになりにくい金属もあります。

そしてこの黄銅ですと、図の金属では少し上に位置しますが、亜鉛を35%含んでいるので先に亜鉛の方が融解し、銅から抜け出しやすい面もあるのです。
そうすると銅と亜鉛の合金ですから、亜鉛だけが抜けると、例えばスポンジのように(例えです。)銅が残ります。これが「脱亜鉛腐食」といいます。

脱亜鉛腐食について

この亜鉛が抜け出すメカニズムは大変難しくなりますので省きますが、この脱亜鉛腐食というのは、水まわりの商品で考えると「流体のPHや硬度」や「塩化物のイオン濃度」などが大きく関係してきます。
そして温度も関係があるそうです。脱亜鉛腐食が起こりやすい水の条件を考えると例えばトイレの給水バルブの給水管です。この給水管は、バルブの前に存在して常に水圧もかかり、水と接しています。上記のような腐食しやすい条件の水の場合、常時水と接する、見えない内部でどんどん腐食してしまうことがありました。

そして最後には水圧に耐えられず、亀裂がはいったり、穴が空いたり、管が折れてしまうこともありました。近年では、給水管の材質に各メーカーは「銅」を多く採用しています。
銅ですと、合金ではありませんので、銅以外に抜け出る物質は無いので多く採用されています。しかし黄銅をわるものにしている訳ではありませんからね。黄銅は加工し易い利点などもありますので、もちろん水まわりに多く使用されています。
水まわりでは、黄銅や青銅、銅管やステンレスなどの材質を、更にメッキなどを施し、耐食性や耐久性、美観性などを持たせた商品にして、上手く腐食や酸化に対抗していますね。

  • スパッド

    スパッド

  • 洗浄管

    洗浄管