
換気扇などの配管の勾配について、この非常に重要なことについて
少し調べていこうと思います。
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換気扇などの配管の勾配
今回、換気扇本体ではなく、換気扇に接続されている、後ろの配管について今回解説させて頂こうと思います。
住宅には、最近少ないでしょうか?写真のような「プロペラの羽根」の付いた台所用換気扇や、次の写真のような、室内の天井についているようなこのような換気扇など、様々な換気扇があります。
少々、年代物の写真の掲載ですがご了承ください。。。
特にこの2つの換気扇を例に挙げましたが、この2つの大きな違いがあります。


題名にもヒントがあるのですが、まず最初の台所用換気扇、この換気扇の特徴は、直接壁に換気扇を取り付けるだけの大きな(この場合30センチ角)「開口」を設け、「直接」次の写真のように外部へ排気を出している構造です。
この大きな開口ゆえに、雨や風が、室内側へ入らない様、写真のような、更に大きな「フード」を被せています。
次に、室内の天井に着いていた換気扇ですが、この換気扇本体が直接外部に接しておらず、写真のような「アルミ製ダクト」にて外部の開口部には「ベンドキャップ」と呼ばれる丸型のガラリにて排気をします。



先程の台所用換気扇では、直接排気しますので配管が存在しませんが、天井換気扇のダクト接続タイプの商品は配管が存在しますので、この配管の勾配が大変重要となってきます。
住宅には浴室や脱衣室、トイレや居間など、様々な場所に配管がされております。この換気扇を流れているのは、部屋の空気ですね。
この空気には水蒸気なども含まれていますのでダクトを通る間に温度が下げられてしまうと水滴になることもよくあります。
水はどうしても高い場所から低い方へ向かって必ず流れてしまいますので、緩やかでもこのダクトの勾配をつけてあげないと、冷やされた水滴がどんどん、部屋の中へ戻されてしまいます。
写真のようにダクトは天井で吊られているのですが、次の写真のように配管の支持と支持が離れてしまうと、たるんでしまいドンドン間で水が溜まってしまいます。


この度は写真のベンドキャップを見てください。
写真はステンレス製のフード付、防虫網付の商品ですが、更に裏側を撮った写真をを見て頂くとわかるのですが外部から若干の雨水が侵入しても「水止め」がついており、雨水が入りにくい構造になった商品もあります。
先程からの配管に勾配をつける件ですが、浴室の天井換気扇ですと、浴室では、目の前が見えないくらいの明らかな水蒸気がありますね。
ですから、浴室の天井換気扇がもし逆の勾配が付いている場合、排気された空気がダクトで冷やされ、換気扇の下では、常に水滴が落ちてしまうなどの弊害が出てしまいますので、特に浴室や、脱衣室の換気扇では勾配というのが、非常に重要となってきます。


